かるしお認定制度
いつもの食事をかるしお化
循環器病を対象とする国立循環器病研究センターは、「循環器疾患の究明と克服に向け、一人ひとりが健康でいられる社会をつくる。」という願いを込めて、減塩だけでなく、循環器疾患・予防への対応を考えた美味しい食事「かるしお」生活をひろげていただくために、新たな取り組みとしてかるしお認定を行なっています。
かるしおとは、塩をかるく使って美味しさを引き出す減塩の新しい考え方です。
塩分を控える(30%カット)ことにより、心臓・肝臓・腎臓などにやさしく、体への負担を軽減して様々な病気に繋がる症状(高血圧等)のリスクを低下させることと、魚本来の味を楽しむことができるという二つの目的で開発いたしました。
嶋治水産では、かるしお認定商品を取り扱っており、「減塩でも美味しい」「減塩だからこそ美味しい」自慢の商品ラインナップです。
日本人は塩分を摂り過ぎ!?
健康のために「塩分は控えめ」「塩分の摂りすぎは、高血圧、心臓病や脳卒中の原因になる」ということは、良く耳にするようになりました。
現在、日本の厚生労働省が発表している食事摂取基準によれば、塩分の摂取量において18歳以上の男性は1日当たり8.0グラム未満、18歳以上の女性は1日当たり7.0グラム未満という目標量が定められています。
また、日本高血圧学会減塩委員会によると高血圧予防のためには1日の塩分摂取量は6.0グラム未満という制限を勧めています。
世界的に見ても、世界保健機関(WHO)では食塩摂取目標を1日5.0グラムとしていますし、米国においては心血管疾患の予防のためには塩分の一日の最大摂取量が3.8~6.0グラムとするガイドラインもあります。
ちなみに、現在日本の成人の1日あたりの食塩平均摂取量は、男性で10~12グラム、女性で10グラム前後と言われています。
以上のことからもわかるように、どんな料理にも使われる塩を現在の日本人は常に摂り過ぎている状態だと言えます。
よって、どうやって塩分を少なく健康な食生活が送れるかということが注目されています。
かるしお認定制度とは
食生活改善の啓発のため、国立循環器病研究センターでは、かるしお認定制度を開始されました。
この制度では、「かるしお認定基準」に基づいて、申請のあった製品の審査を実施し、基準を満たした製品に対して「かるしおマーク」の表示を認め、わかりやすく食生活を改善するための一助となることを目指しております。
かるしお認定を通じて、減塩に対する正しい認識を広めるとともに、食品業界などと連携し、国民が健康で一生涯をすごせるよう、10年、20年後に向けて食生活の改善を目指し、循環器病予防に取り組むための制度です。
※かるしおマークは食品選択の目安とするものです。認定された製品は、特定の効能効果を示すものではありません。
かるしお認定マークについて
計量スプーンをモチーフに「かるしお」というワード自体がマーク化されています。
かるしおプロジェクト(減塩プロジェクト)を国民に広く啓発するために、認定マークとしての役割を持ちながら、コミュニケーション等でも広く活用できるわかりやすいデザインとなっています。
(かるしおマークは登録商標です)
かるしおの認定基準(抜粋)
弁当・定食等 |
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単品・惣菜等 |
同質の他の食品より30%以上食塩カットしたもの ※同質の他の食品とは、最新の日本食品標準成分表に記載されている食品となります。 |
調味料類 | |
加工食品 |